(中学英語)第1講座 be動詞

 英語の学習においてもっとも重要なのが動詞です。まずは動詞について復習をしたいと思います。まとめて記事にしようと思いまいたが、かなり長くなるので、be動詞にだけ焦点をあてて、その分基本的なところまで書きます。


★動詞の種類

 be動詞、一般動詞、助動詞の3種類。

動詞の種類によって否定文・疑問文の作り方が変わる。


大きく分類するとこの3種類に分かれます。どの動詞を使っている文なのかによって、

否定文の作り方や疑問文の作り方が決まってくるので、作り方のルールを覚えましょう。

ここではbe動詞だけ扱います。


<be動詞>

 be動詞とはis,am,areの3つのことです。過去の文になるとis,amはwas, areはwereという形に変化しますが、もともとの形(動詞の原形というやつですね)はbeで、主語によってis,am, areの3種類に形が変わります。主語がIならば、I am ~、主語がyouや複数のときには、You are ~(短縮形 You're ~)、They are ~(短縮形 They're~)で、主語が3人称で単数のときには、This is~、Tom is~のようにisを使います。 


例文( )内は下線部の短縮形

I am a good student.          私は良い生徒です

   ( I'm )

That is my bag.          あれは私のカバンです

   ( That's )

③ He was a baseball player.      彼は野球選手でした

④ Tom and Mike were good friends.    トムとマイクは良い友達です


日本語訳:①~です

     ②~にあります、~にいます


 日本語訳はみなさんご存知のとおり、基本的には「~です」になりますが、よく忘れられているのが、②の「~にあります」「~にいます」のパターン。この訳になるのは特定の条件下のもとになることが多いので、どんなときに②になるかを覚えておくことが重要です。

その条件は「主語+be動詞+場所を表す語句」です。下に例文を載せておきます。


例:My brother was in Tokyo yesterday. (兄は昨日東京にいました)


 主語はmy brother, be動詞の過去形wasのあとに in Tokyo (東京のなかに)という場所を表す語句が並んでいます。このような場合には「~です」ではなく、「~にいます」という訳になります。場所を表す語句は「前置詞(at, in, onなど)+名詞」がほとんどですが、ときに場所を表す副詞のhere(ここに)やthere(そこに)などもあります。覚えておいてくださいね。


※be動詞を使った文の否定文・疑問文の作り方

 否定文の作り方…be動詞の後ろにnotを置く。

 疑問文の作り方…主語の前にbe動詞を置く。


これだけです。あれこれ難しく考えるのではなくて、まずはルール通り実践していきましょう。中1で習う文法であれ、中3で習う文法であれ、be動詞があれば上記の作り方で、否定文・疑問文はできます。


例:You are my friend. あなたは私の友達です。

  ( You're )

 この文を否定文・疑問文にしてみましょう。練習問題なので、日本語訳はきにせずに




否定文:You are not my friend.  あなたは私の友達ではありません。

  ( You aren't / You're not  )

友達とケンカしたら使うことはあるかな?みたいな文ですが、作り方に従えば上記になります。( )内に示した通り、are notを短縮するとaren't,  you are を短縮するとyou'reになるので、3通りの英文ができることになります。



疑問文:Are you my friend? あなたは私の友達ですか?

次は疑問文。こちらもケンカしたときに使うかも?またはなれなれしくしてくる人にストレートに質問するような表現になりますが、作りかたに従い上記の文になります。


疑問文では必ず答え方までしっかり学習しましょう。yes/noで答える文のときには英語には簡単なルールがあります。それは…


 聞かれたもので返す


です。どういうことかというと、英語ではYes, I am や Yes, I do,など答え方のバリエーションがありますが、疑問文で使われたものを用いて返すということです。今の例文ではbe動詞を使って聞かれたので、be動詞を使って返すということです。なので下記のような返事になります。


例:Are you my friend?

   Yes, I am.  /   No, I am not.    はい、そうです。/ いいえ、違います。

                          (短縮形 I’m not )

答える側も、Yes / No ともにどちらも返事しにくい文ですねw ですが、日本語では同じでも、英語では違うことはよくあるので、上記の簡単な答え方のルールは覚えておいてください。あとは疑問文での主語は答えるときには代名詞に変えることにも注意が必要。英語が苦手な人はここを忘れているひとが多い。上記例文でも疑問文の主語はyouですが、答える人にとっては自分の話なので、Iに変わっていますね。答える人からみて誰の話なのかをよく考えて、主語を選んでください。他によくある間違いは this, thatを it に変えていない文が多いです。例えば…


  Is this your watch?  これはあなたの時計ですか?

   Yes, it is.  /  No, it isn't.   はい、そうです。/ いいえ、違います。


のような文。中学生の英語をならいたての時期のテストではこのミスが非常に多いですね。


それでは他のbe動詞の文の練習もしておきましょう。それぞれの文を否定文・疑問文に変えて、疑問文はyes / No でも答えてみてください。上記にでてきた例文をもとに練習しましょう。

 次回は一般動詞についてまとめたいと思います。


①  I am a good student.

②  That is my bag.

③  He was a baseball player.

④  Tom and Mike were good friends.




答え

①否:I am not a good student.  ( I'm not  )

 疑:Am I a good student?  

            Yes, you are. / No, you are not. (you're not / you aren't )

②否:That is not my bag. ( That's not / That isn't )

 疑:Is that my bag?  

            Yes, it is.  /  No, it is not, ( it's not / it isn't )

③否:He was not a baseball player. 

 疑:Was he a baseball player?   

            Yes, he was.  /  No, he was not. ( wasn't )

④否:Tom and Mike were not good friends. ( weren't )  

            Yes, they were.  / No, they were not.( weren't )

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